9:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 17:57:20.45 ID:iPjSZGpn0
「なるほど、確かに見た感じ世界観そのものがこの部屋からすでに違う」
「さしずめ私から見ればあなたは古き良きレトロファンタジーの世界の住人に見えます」
「レトロとはなんだレトロとは!これは城下の魔術師では流行りの恰好なんだぞ」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:05:58.46 ID:iPjSZGpn0
「お前の周りに散らばってる本がどれも私が持っている『黒の禁書(グリモワール)』と似ているのでな」
「この魔法を書き留めたノートの事ですか。それにしてもぐりもわーる?とは」
「私の国では邪神が復活した時に1000年1度選ばれた勇者のみが使えるとされた、それはそれは強力な魔導書のことだ」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:13:04.79 ID:iPjSZGpn0
ゴソゴソ
「これだ。…翻訳魔法?のお陰で今まで読めなかったタイトルが読めるようになってるな…」
「あっ」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:21:20.27 ID:iPjSZGpn0
「内容は私が初めに使ったのと同じで、日常生活を非常に便利にしてくれる魔法を書き記したノートですね」
「……」
「なぜかあなたの世界では黒の禁書(グリモワール)と3ステップもランクアップしてますが」
13:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:34:07.55 ID:iPjSZGpn0
「あっ、大事なことを忘れていました」
「こっちはそれどころじゃ…」
「まだお互いに自己紹介してませんでしたよね。しましょう」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:40:35.35 ID:iPjSZGpn0
「もうやめやめ。これ以上するとメタネタのジレンマに陥るは」
「そうですね。ではさっそく」
「おう」
15:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 18:48:36.45 ID:iPjSZGpn0
「では質問です。あの四角い板はなに?」
「テレビ」
「どんなもの?」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 19:07:26.89 ID:iPjSZGpn0
「私の名前はサトウ、19歳。頭の方でも言った通り大学生で、何故か世界がこの1週間を延々と繰り返すというループに巻き込まれています。かれこれ約22万年ほどこの生活を続けてますが、作り出せたのは魔法をだけです。…こんな感じですかね」
「さらっと数万年とか言ってたが22万年もやってたのか」
サトウ「約ですけどね。計測を始めるまでにもかなりタイムラグがありましたから」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 19:14:17.13 ID:iPjSZGpn0
で、朝起きたらお前の横で寝てたのが今のまでの話だ」
サトウ「それはそれは」
マリカ「おいちょっとまて。なにキレイさっぱりカットしてるんだよ」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/19(月) 19:33:05.91 ID:iPjSZGpn0
サトウ「さて、マリカ。あなたが数万年前に紛失した私の生活便利書を持ってきた事で、実はかなり事態が変わっています」
マリカ「真面目路線に戻ったな」
サトウ「締める時は締めるのが大事な事なんです。で、あなたの存在によってこの世界は少なくとも第三者の介入があったという事が証明されました」
26Res/16.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20