Bismarck「死んだフリをして艦娘の反応を見る?」
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17: ◆6JdLhB27E2[saga]
2018/03/18(日) 22:38:41.15 ID:gqrBASFk0
Graf「アトミラールに呼ばれたが、怒られるのだろうか……あぁ、思い当たる節しかない……」

ガタンッ!
Graf(? なんだ? ……執務室から? アトミラールとビスマルクが喧嘩でもして……? いや、まさかな。あの二人に限って……)

Graf「……心配だな。急ごう」

タッタッタッ
Bismarck「……来たわね」ヒソヒソ

提督「……部屋荒らしすぎるなよ」ヒソヒソ

提督「やめてくれ! 誰か、助けてくれ! 殺されそうなんだ! 誰かいないのか!」

Graf(殺されそう!? アトミラールの声……何が起きてるんだ!?)

コンコンコンッ
Graf「私だ! GrafZeppelinだ! 入るぞ!」

ガチャガチャッバンッ
Graf「大丈夫か、アトミラール!」

提督「あがっ……グラーフ、助けてくれ!」

Bismarck「あら、奇遇ね、ツェッペリン。少し待っていてくれるかしら?」

Graf「ビスマルクっ!? 貴方は、自分が何をしているのか分かっているのか……!?」

Bismarck「『提督の首を絞めてる』のよ」

Graf「分かっているならやめろ! ほら、アトミラールが苦しんでいるだろう! 冗談にしては笑えないぞ、だから早く……!」

Bismarck「冗談じゃない、本気よ。私は、本気で、提督を、殺してるのよ」

Graf「なぜ、だ……なぜ貴方が……! アトミラールを慕っていたのは嘘だったのか!?」

提督「グラー……フ……! 助けて……くれっ!」

Graf「ああ、今助ける、今、すぐに……」

Graf(私が動かなければ、アトミラールは絞め殺される。頭では分かっているのに体が言うことを聞かない……)

Graf(恐怖、困惑、憎悪、失望? 分からない、けれど混乱して、一歩足を出すことすら出来ない……。動け、動け、動いてくれ……私がやらなければ、ダメなんだ!)

Graf「……っやめろぉおおお!」

Bismarck(えあっ、速い……っ!?)

提督「あぁっ、あっ……」プラーン

Graf「離れろ、ビスマルクっ! ……えっ? あ、アトミラール? 嘘、だろう……?」

Bismarck「あーあ、一足間に合わなかったわね」

Bismarck(うわあ……助かった……本気で殺される所だったわ……目が艦娘に向ける目じゃなかったもの)

Graf「そんな……そんなのって……私が……私のせいで……? 私が怯えていたから……? あ、あぁ……そんな、そんな……」ボロボロ

Bismarck(これガチ泣きじゃない? ……というか、死んでないわよね?)

Bismarck「アトミラール?」ヒソヒソ

提督「どうした。ネタバラシか?」ヒソヒソ

Bismarck「いえ、生存確認よ」ヒソヒソ


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