23:名無しNIPPER[sage]
2018/03/16(金) 09:05:44.87 ID:13r6ns/50
麻弥「駅から結構歩くんですねぇ」
麻弥「あ、いえいえ、全然疲れたとかそういうことはないですよ」
麻弥「なんだか暗くなってきて、灯りが点いた街っていい雰囲気があるじゃないですか」
麻弥「だからこうやって歩くの、結構好きなんですよ」
麻弥「……ジブンにはちょっと似合わないかもですけどね」
麻弥「そんなことはない……ですか?」
麻弥「そう言って頂けるのは嬉しいですが……やっぱり、こういうお洒落な雰囲気は千聖さんやイヴさんの方が似合うと思いますし」
麻弥「ジブンには寂しげな景色がちょうどいいような気がします」
麻弥「……どうしたんですか、急に真顔になって」
麻弥「……え?」
麻弥「え、ええ!?」
麻弥「あ、いえ……全然、嫌とか、そういうのはないですが……」
麻弥「や、やっぱりこう、人が多いところで、その……手を握られると……ええ」
麻弥「少し照れくさいなって……」
麻弥「いやいやっ、本当にあなたと手を繋ぐのが嫌とかそういうのはないですから!」
麻弥「え、ええ。こうして……歩きましょうか……」
麻弥「……あの、ジブンの手……何かこう、汗で湿ってたりしないですよね?」
麻弥「い、いえ、緊張して……手に汗びっしょりだとあなたが嫌な思いをするんじゃないかと……」
麻弥「……え? とても柔らかくて、握っていて気持ちいい……ですか?」
麻弥「うぅ……そういうことを言われると余計に汗が出そうですよ……」
麻弥「あっ、というかジブン、汗くさかったりしないですかね!?」
麻弥「その、スタジオで機材メンテしてたって言ったじゃないですか」
麻弥「スタジオの中で機材に囲まれてると、暑くって結構汗をかくんですよ」
麻弥「一応、制汗スプレーとかはちゃんと使ってるんですよ?」
麻弥「パステルパレットに加入してからは千聖さんと彩さんにお化粧とかを教わってますからね」
麻弥「……ええ、まぁ、パスパレに入る以前の自分なら、汗をタオルで拭いて終わり……だったかもしれませんけど」
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