少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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80:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/05/05(土) 11:05:51.19 ID:PC1fIUI80
ロザリア「とりあえずお茶でも飲みましょう〜」

エンプーサ「こっちへ来なさい」

案内された部室の中は思いのほか片付いていた。というかオカルトっぽさはほとんどない。

ピンクを基調とした女性らしさあふれる部屋はまるで私室のようだ。

見たところロザリアの趣味だろうか。

エンプーサ「お茶を入れてくる。貴方たちはそこの死人………部長と話してるといいわ」

ロザリア「わぁい♪」

少年「えと、ありがとうございます?」

バジロウ「良い匂いがする…」ボソッ

たしかに不思議と良い匂いがする。花の匂い?

いやロザリアの匂いか。ロザリアの方から強く匂う。

ロザリア「なぁに? じっとみちゃって〜 あっ、お化粧崩れてる〜?」

さっき斬られた部分を慌てて抑えるロザリア。包帯だらけなのだから化粧もなにもあまりないような

エンプーサ「なるほどロザリア目当てなのね? だと思ったわ」

少年「えっ!?」

いつの間にかお茶を入れてきたエンプーサが冷めた目でこっちを見ていた。ノヘジがいたら一瞬で果てそうなほど蔑んだ目で。

バジロウ「いや、俺たちは単純に見学で。というか部長さんのこと知らなかったですし」

エンプーサ「どうかしら。私はオカルトと男は信じてないのよ」

一刀両断で斬られる。なんというかいたたまれない空気。別にそういう目的で来たわけでもないのに。

ロザリア「私目当て? よくわからないけどそれでもいいのよ〜 オカルトに興味をもってくれれば〜」

エンプーサ「………悪かったわ。あんたたちが下半身が方位磁針になってる思春期の男って疑っちゃった。でもそういう輩が多くてね。ごめんなさい」

少年「いえ、たしかに勘違いされるような態度ではあったし」

バジロウ「ノヘジがいたら言い訳できなかったな………」

あいつに限っては部長目当てだからな。


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