少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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46:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/03/21(水) 14:10:22.83 ID:lomSQdP90
カルラ「今日は不幸だったな。生徒会に巻き込まれて」

少年「そんなに生徒会って問題を起こすんですか?」

カルラ「上二人が主に。というか副会長が会長に手をかける事件がほとんどだ」

少年「………俺、黒い人が死んでるの見たんですけど、どうなってるんですか?」

カルラ「悪魔って種族は群を抜いて生命力が高いらしい。それで説明できないような気もするがな」

あそこまで血を流して数時間後にはぴんぴんしてる。

常識じゃ説明がつかないし、生命力の問題にしても納得はいかない。

カルラにそう言ってみるが困ったような顔をして笑うだけだった。

結局、結論としては考えない方が良いのだろう、ということになった。

カルラ「寮か? 実家か?」

少年「家です」

カルラ「ふむ。では歩いていては遅くなるな」

カルラは頷くと軽々と俺の体を担ぎ上げた。

カルラ「飛んでいくぞ。場所を教えてくれ少年。どこへ帰りたい?」

ばさっと羽ばたいたかと思うと地面ははるか下。小さく遠くにロード家が見えた。

男「あ、あそこです」

カルラ「ん? もしかしてロードの家のものか?」

男「はい、一応」

カルラ「なるほど、噂になっていたロード家の養子とはお前のことだったか。ロード家なら目立つからわかりやすい」

カルラ「下を噛まぬように口を閉じていろ。怖ければ俺にしっかりしがみ付いていろ」

抱きかかえて飛ぶからには自信があるのだろうがそれでも怖いものは怖い。カルラにしがみ付くとカルラの体がかなり筋肉質だということが分かった。

カルラ「では行くぞ」

力強い羽ばたき。景色は見ないが身体に当たる風の強さでどんどんと加速していることが分かる。

その速度は朝乗った車より速いのだろう。あっという間に家へとついていた。


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