少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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245:亜人好き ◆HQmKQahCZs
2019/01/16(水) 16:38:49.50 ID:jf1djAXB0
生徒会の仕事。それは主に生徒からの依頼の解決と風紀委員会を除く委員会の統括。これだけ大きな学園内の、それがたとえ生徒のみを対象とするものであってもたった数人で楽々終わらせられる仕事ではない。あくび交じりに仕事をしているセルリアさんだったが、その手は忙しなく書類に数字を書き込んでいた。よく見ると各部活が提出してきた予算の計算をしているらしいが二桁三桁の話ではない。いくら四則演算程度だとしてもこうも即座に答えを出せはしない。少なくとも俺では無理だ。

やることがなくセルリアさんの仕事ぶりを見続けるだけ。関心はするものの見ていて時間があっという間に過ぎるようなものではない。俺にできる仕事はないだろうかとあたりを見回すも

セルリア「できる仕事はないヨ」

と釘を刺される。

クレル「まぁまぁ、新人くんにはお茶を入れてもらッティ、いーかな?」

お茶くみ。それが俺にできることであるのならやぶさかではない。部屋に備え付けられている給湯室へ行き急須と茶葉を見つける。

魔石のコンロなんてあるんだな。さすが生徒会だ。と変なところに関心する。

鍋に水を入れコンロにのせる。このまま待っていればすぐに熱が伝わりお湯になることだろう。

給湯室からみんなの様子を伺うと忙しそうに働いている。今だけ見れば真面目集団だな。

お湯が沸いた。お茶を入れ、少し蒸らす。俺にはよくわからないがこれが大事なのだとユキムラが言っていた。

人数分のお茶を入れ持っていく。

あのクレルさんですら忙しなく書類を作っているのだから、この集団はレベルが高いな………と思っていたのだが。

少年「なにやってるんです?」

クレル「あは、バレてしまいましたか。お絵描きをしていました」

見てみると猫だかなんだかよくわからない絵がこっちを見ていた。

男「えーっと………これも仕事なのですか?」

クレル「いやー、暇だから遊んでただけ。だって私暇だもん。今忙しいのはセルリアちゃんとヤツカ君くらいじゃないかな」

ヤツカ「暇だったら手伝って頂いても構わないんですよ?」

クレル「嫌だよっ。えーっとだからおねーさんが教育係に立候補したんだけど、どうやらおねーさんは君のタイプの女性ではなかったみたいだねっ、およよぉ」

吐き出される言葉の無意味や無意味。真正面から相手をしていては時間の無駄になると即座に判断する。

男「えーっと、じゃあ今皆さんはなにやってるんですか?」

べリア「悪だくみ」

セラフ「処刑の方法を考えてますわ」

オルカ「瞑想をしていた」

ろくなもんじゃない。



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