216:亜人好き ◆HQmKQahCZs
2018/12/03(月) 14:07:21.86 ID:KpvaPj/X0
酷い目にあった。
普通に力が強いバジロウと血の涙を流すほど鬼気迫ったノヘジに左右へ引っ張られて危うく真っ二つになるところだった。
リンネになにか誤解された気がしたが、たぶん大丈夫だろう。
俺がお世辞で言ったと思ってるようだし。
バジロウ「ったく、これだから色男は」
ノヘジ「なぜだ、なぜ俺はモテないのだ」
人は内面というが、第一印象は外見だ。
外見が見えないうえに口を開けばイヤらしい話をするノヘジがモテないのは至極当然のことだろう。
勉強はできるし、真面目なところがあるんだからあぁいう話しなければ彼女くらい作れそうなもんだが。
バジロウ「ってふざけてたらもうこんな時間か」
ノヘジ「はっ! 図書館で自習をする時間だろう」
バジロウ「おらぁオルレアンに買い出し頼まれてっからもう帰るわ」
なんて調子で日が暮れればあっという間に一人になった。
迎えがくるまでまだ時間はある。
適当に歩いて時間を潰そう。まだ校舎を把握しているわけではないし。
と思っていたら。
少年「あれ、ミレイア、様」
暗い顔をして、瞳を潤ませたミレイアに出会った。
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