少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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189:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/11/22(木) 16:03:15.68 ID:/zNP7FFb0
少年「なんか拭くもん」

べたべたする顔と机をなんとかしたいのだが、オルレアンに俺の言葉は届かないらしい。

オルレアンの産んだ卵が清潔か清潔じゃないかの論争を繰り広げており、俺の言葉が入る隙間はないようで、自分で行かざるを得ないようだ。

ここは食堂だからキッチンまで行けば顔を洗えるし、布巾ももらえるだろう。

なんか今日はやけにぬめったりべたついたりする日だな。

食堂を抜け出しすぐ隣のキッチンに入るとマザーがオーブンの前にいた。

少年「すいません。水を借りてもいいですか?」

マザー「どうしたの。そんなに濡れちゃって」

少年「色々ありまして」

マザーから許可をもらい、水道の蛇口をひねる。

頭ごと流水に突っ込むと冷えた水が心地よかった。

マザー「タオルをどうぞ」

少年「ありがとうございます」

マザーからタオルを受け取り頭を拭く。やっと人心地つけたがいまだに食堂からは言い争う声が聞こえてきた。

というか無精卵だから清潔ってどういう理屈だ。

興味ないからどうでもいいか。

マザー「もうすぐクッキーが焼けるからみんなを起こしてきてくれるかしら」

男「わかりました。あの、申し訳ないんですけどあの二人のことよろしくお願いします」

マザー「あらあら、二人とも元気ねぇ」

俺じゃ止められそうにない。その点マザーであればなんにせよ止めれそうな気がする。

ということで二人のことはマザーに任せ、俺は子供たちを起こしに向かった。



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