少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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176:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/11/20(火) 14:50:04.08 ID:jQit6FKQ0
オル「入って入って〜」ガチャッ

扉もでけぇな。硬そうな材木でできていて、ぶつかってもびくともしなさそう。

しかもいくつもドアノブがあって、身長が高い奴にも低い奴にも対応している。亜人って色々体格差とか性質差があるから住居も千差万別なんだよな。ミレイアとかは俺と変わらないサイズだから気にしてなかったけど。そういえば学園にもいろいろな工夫がしてあったな。あぁ、なるほど。そうか、だから引き戸なのか。

オル「おはいりよ!」

少年「お邪魔します。あ、そういえばイヅナ、先に来たやつはいなかったか?」

オル「先に中入ってるよ☆」

少年「そっか」

オルレアンに案内され中に入る。

中は学園の寮みたいな感じで廊下にいくつもの部屋があった。

オル「食堂にいるよ☆」

窓から見る景色は緑色が多く、自然に囲まれている。子供を育てるには理想的な環境と言えるのかもしれない。花壇もあって名前は知らないが紫色の花が風に揺られていた。

少年「でもここって学園からは結構距離あるけど、毎日通ってるのか?」

オル「んーん。平日は寮で暮らしてるぞ☆ あっ、オルレアンちゃんに会いたいからって女子寮に男が入ってきたらダメなんだからな★」

少年「入る気ないよ」

変質者になりたくない。それに一応風紀委員になった身だ。問題を起こすわけにはいかない。

オル「どうしてもオルレアンちゃんに会いたかったらオルレアンちゃんの窓ガラスに小石をぶつけて合図してね☆ オルレアンちゃんの部屋は東側3階の右から5つ目の部屋だから☆」

少年「でもガラスだから一度しか合図できないな」

オル「やさしさを持って投げろーっ★」

無茶言うな。


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