少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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158:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/11/19(月) 14:26:10.96 ID:NCWYoFgi0
色々と不満もあるが、ヒョウカさんには色々とお世話になったし、お手伝いできることがあるなら喜んでしたい。

この変人だらけの学園でヒョウカさんといればなんとか過ごしていけるだろうし。

少年「それで、これが風紀委員の試験だったんですね」

ヒョウカ「はい」

クロ「脅しにも屈せず自分が思う正義を貫いたその姿勢をヒョウカさんは評価したんだよ。あ、今のは駄洒落ではないよ?」キラッ

少年「あ、あはは」

しかしなぜ俺が選ばれたのだろうか。勉学は他の人よりはできると自負しているが、風紀委員に勉強が重要であるとは思えない。

じゃあ俺が第二種だから?

そんなわけはない。俺が第二種だってバレてないはずだし

と、訝しんでいるとヒョウカさんは俺の考えを読み取ったらしく人差し指を立てこう言った。

ヒョウカ「優れた者も重要ですが自分をしっかり持って、自分を貫く人が欲しかったのです」

ヒョウカ「才あれど勇なきものは愚かであり、才あれど信なければすなわち逆賊。あなたは私の期待に応えようとして、勇気を奮い立たせ不良へと向かっていった」

ヒョウカ「手がかりを探しに番長連のところまでいってくれました」

ヒョウカ「やはりあなたは私が求めていた理想の人材でした」

ここまで手放しでほめられるとなんだか背筋がむず痒い。俺はミレイアほど傲岸不遜ではないし、そこまで勇はない。ただの弱者でしかないというのに。

ヒョウカ「それではもう一度訪ねます。風紀委員として働いてくれますね?」

男「………はいっ」

クロ「なんて感動的なんだろうね。ほら、握手握手」

クロさんがヒョウカさんの手を差し出させる。俺はその手をしっかりと握り返し

ヒョウカ「ようこそ、風紀委員へ」

男「よろしくお願いします」


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