119:亜人好き ◆HQmKQahCZs[sage saga]
2018/11/12(月) 15:31:07.19 ID:NX/rimYL0
リンネ「とにかく野良猫ちゃんを襲うのは許せませんっ。どうすればいいですか男さんっ」
男「………」
どう、すればいいんだろうな。
渡り廊下から地上まで約10メートル。
不可能ではないが飛び降りたら怪我を負う高さ。というか下手したら死ぬ。
男「ここからあそこまでの行き方わかりますか?」
リンネ「えっ、はい!」
男「なら―――」
ピョンッ
そんな軽い効果音を立て
リンネ「よ、弱いものいじめはいけませんよぉ〜っ!」
リンネは渡り廊下から飛び降りた。
ドスンッ
リンネ「男さん! 男さんもはやく!!」
無茶を言うなよ。
男「俺は階段使っていきますからリンネさんは不良をお願いしますっ」
「な、なんだてめぇは!」
リンネ「ひぅっ、いいい、いじめはだめですっ、絶対!」
ガクガク震えながら人差し指を不良たちに向けるリンネ。
その姿はか弱く思えるが10メートルをちょっとの段差程度にしか思ってない女だ。
きっと大丈夫のはず。
そう願いを託し、俺はちゃんと階段を探した。
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