ジャパニーズアベンジャーズ 特撮クロスオーバースピリッツ
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:
魔界岸
◆WzpMn05TJA
2018/03/17(土) 00:35:57.47 ID:CElREEq8O
「俺は太陽の子! 仮面ライダーBLACK RX!!」
蒼白く輝く光るリボルケインと血のように真紅に染まった長短二振りの両刃剣シャドーセイバーが激突!……しかし一刀を力強く打ち込むRXと二刀を巧みに攻守で使い分けるシャドームーンの戦いは長引き、どちらも決定打を与えられずに時間だけがただ悪戯に経過していく。
「それでいい!……俺を[
ピーーー
]気でこい!」
つばぜり合いになり、身体の位置を入れ替えながら、RXがシャドーセイバーを次第に押し返し、短刀を弾き飛ばすと今度はシャドーセイバーがRXの手元に直撃し、リボルケインが手から滑り落ちる。
もう一刀残っているシャドームーン有利になったかと思いきや、RXの回し蹴りがもう一つのシャドーセイバーを蹴り飛ばし、再び戦いはお互いに武器のない五分五分の戦況に戻り、一瞬も気の抜けない戦いが続く。
先ほどは目まぐるしく変わった戦いがウソのように両者見つめい、牽制しあったまま石のように動かない……。
「今度はこちらから行くぞシャドームーン!」
「来い、RX!」
先に動いたのはRXだった……空中に舞い上がると、落下のさいの勢いを利用してシャドームーンに強烈なパンチを打ち込む。
しかしシャドームーンは避けようとはせず、両手を交差させ、パンチを受けとめる。
肉弾戦に移ると、先ほどの静寂は消え、パンチやキックの嵐をお互いのボディや顔に何度もぶつけていく……。
その戦い様は戦いは美しいとは言い難く、醜い争いと誰かに罵られたとしてもRXとシャドームーンは戦うことをやめないだろう……。
お互いに分かりあえない、譲れない信念がある。
その信念と信念のぶつかり合いなのだ……暫くその殴打で一進一退の攻防が続いたが、ただの肉弾戦では決着はつきそうにない……。
「どうやらお互いに必殺技を使うしかないようだなシャドームーン!……」
「そのようだな……」
戦いは最終局面を迎える……お互いに残っている体力は少ない。
その僅かな体力をこの必殺技にかける。
「終わりだシャドームーン!!……いや信彦!!」
「終わるのは貴様だRX!!」
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