ジャパニーズアベンジャーズ 特撮クロスオーバースピリッツ
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60:魔界岸 ◆WzpMn05TJA
2018/03/17(土) 00:25:16.36 ID:CElREEq8O

「ワシはかつてショッカー御抱えの医者兼科学者じゃった……」

ショッカーは仮面ライダーと戦う悪の組織……仮面ライダーとショッカーとの戦いは都市伝説などではなく本当に行われていたのか。

「仮面ライダーに組織を潰され、この地に逃げのびたのも束の間……」

純粋な人間だったディウスはFBIやCIAに追われる日々を送り、さらに逃亡中に患っていた心臓の病が悪化。
これ以上、逃走を続けるのは限界であった。
しかし心臓の病を放っておけば寿命がくる、だが捕まれば死刑は免れない。
まだ生きたい……その思いが強かったディウスは意を決し、無謀にも自らの身体を改造手術し、改造人間になることを決めた。
だが天才と呼ばれ、ショッカーに重宝されたディウスでさえ、一人で自分の身体を改造手術するのは困難を極めたが、何日もかけ、奇跡的に成功をおさめたのである。
改造人間としての力を得たディウスにとっては逃げ切ることくらい容易であった。
しかし事が大きくなれば、噂を聞きつけた仮面ライダーが自分を討伐しにやってくることを恐れ、逃げることに専念していたのだ。

「じゃあ何で今になって!?」

「闇の意思がワシに語りかけてきたのじゃよ……ライダーにいや……人間を守る光の戦士たちに復讐する時じゃとね……」

まずはディウス自身に代わり、目となり手や足になる忠実な駒を作ろうと彼は考えた。
手始めに不治の病に苦しむ子ども二人を拐い、人間としての理性や知性を排除しディウスの命令に従うことだけを実行するような怪物に改造を施したのである。

「元々、あのままなら死んでいた奴らを助けてやったんじゃ、感謝してほしいくらいじゃのぉ」

もうこの人間の皮を被った怪物の話を聞く価値も同情の価値などない。
嬉々として語る、ディウスに対して怒りが込み上げてくる。

「貴様ぁぁぁぁっ!! 人の命を何だと思ってやがる!!」

甲平は怒りを爆発させ、超重甲しBFカブトへと変身する。
こんな狂った怪物に絶対に負けるわけにはいかない。

「お前のような奴にはワシの気持ちは理解できんよ……まぁ仮面ライダーではないようじゃが、手慣らしにはなるじゃろ……教えてやろう、改造人間の偉大さを!」

ディウスの手足が異常なほど、伸び、細身で異常に背が高く、黒い背広を着た、無表情ないしのっぺらぼうの怪人へと変化。

「我が名はスレンダーマン!」

ここにビーファイターと都市伝説てして有名なスレンダーマンの姿を手に入れた改造人間との戦いの火蓋が切って落とされたのであった。



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