32:名無しNIPPER[sage]
2018/03/07(水) 21:57:09.69 ID:YWmL/IG30
千崎「ちゃーっすねぇちゃん、ここどこ?なんなんその恰好?」
??「……」
千崎「無視かよ、つれないねぇ。自己紹介してないからかい?んじゃあ自己紹介をしよう。俺の名前は千崎千尋」
??「………呑気なものね」
千崎「呑気?んだよ、折角緊張を紛らわしてやろうと思ったのによ……アンタ、あれだろ、知ってるんだろこの状況」
??「……どうしてそんな事、分かるのかしら?」
千崎「いや、殆どの人間は見りゃ戸惑ってるけど、中には呑気にしてるやつ、冷静になってるやつ、馬鹿みたいにはしゃいでるやつがいる」
千崎「そういう奴って大抵が訳ありで知っている人間だ。現に俺もその中の一人」
??「じゃあアンタ、これから何が起こるのか知ってるの?」
千崎「んや?分かるのはここが学校で、鬼才を持つ者だけが入れる学園である事と、その学園で、入学した奴の生徒数が卒業後に少なくなっていた事」
千崎「間違いなくこの学園に裏がある事だけは分かる、が。それから先は何も知らん。もしかしてこの後モノクロトーンのクマのぬいぐるみの放送でもあるのかね?」
??「この学校に裏があるのに、そのくらいまでしか調べてないのね」
??「この学園に、自ら推薦して入るのに、私がどれ程の覚悟で決めたか………アンタみたいな人、能天気って言うのよ」
千崎「ヒデぇ言われようだな、これでも結構考えてるんだぜ?当然、覚悟とやらも決めて来たさ」
??「アンタの覚悟は正気なの?それとも異常?」
千崎「なんだよ、その二通り」
??「………ま、いいわ。自己紹介、だったわよね。私は堺京子、もし生きてるのなら、仲良くしてあげてもいいわ」
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