春はやよいお。
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1:名無しNIPPER[saga]
2018/03/07(水) 15:03:20.94 ID:0oE66lBu0
春はやよいお。二人のみにて出でかかるるに、やよい持ちてきし破籠、恥づかしげに食む伊織の様はめざまし。
食はさむとするやよいの気色など、げにことさらなり。


春はやよいお(が良い)。二人きりで出かけているときに、やよいが持ってきた弁当を、恥ずかしそうに食べる伊織の様子はすばらしい。
食べさせようとするやよいの様子など、まさしく格別である。

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2:名無しNIPPER[saga]
2018/03/07(水) 15:06:32.62 ID:0oE66lBu0
夏はひびたか。夜月眺め入りて、しろかねの髪たなびきたるを、響の「いかにして然様にうるはしかるや」と問ひたるはかなし。
みづからもうつくしきに思ひ及ばず。互ひの髪梳きあへるは、いみじふ尊し。


夏はひびたか(がすごい)。夜の月を眺めていて、(貴音の)銀色の髪が風でたなびいているのを見て、響が「どうしてそんなに綺麗なんだ?」と尋ねるのとか最高。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2018/03/07(水) 15:10:12.07 ID:0oE66lBu0
秋ははるちは。共に紅葉見んと出でかかるるに、春香、長きこと待ちたりけれど、「ただ今来けり」と偽るはまかなし。
紅葉見かかれて千早「綺麗なり」と言ひたれど、春香の「来年も共に見らるればよかるかな」と心ひそかに思ひたるもいとあはれなり。
千早其れに思ひ及ばざらむもまたおかし。


以下略 AAS



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