24: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:53:34.50 ID:BzXsqpCd0
師匠が知り合いの子を紹介してくれた。もしかしたら、なにかわかるかもしれないって。
ムム「むむ・・・・・・」
知り合い「きゃううん」
25: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:54:22.14 ID:BzXsqpCd0
恋っていうのがわかってから、ご主人様を見るとドキドキするようになった。
ご主人様に会いたい。ご主人様と一緒にいたい。ご主人様とお話したい。
でも、ご主人様は僕が嫌い。僕はご主人様に会ったらダメ。
26: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:55:03.10 ID:BzXsqpCd0
僕、知ってるよ。ご主人様が、どんな子を好きなのか。ずっと、見て来たから。
顔は、こう。髪が、こう。背が、これくらい。胸が、こんな感じ。おしりがこう。おなかはこうかな。足は、こうで、腕はこう。
・・・・・・うん。湖に映ってる僕は、ご主人様が好きになりそうな人間の女の子。
27: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:56:01.98 ID:BzXsqpCd0
なんて言って話しかけたらいいか、ちゃんと予習済み。
女「あの、すいません」
男「はい、どうしました?」
28: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:56:50.12 ID:BzXsqpCd0
女「また会いましたね、男君」
男「こんにちは、女さん。今日はどこに?」
女「ちょっと散歩を。まだまだ不慣れな土地なので、こうやって慣れていこうかなと」
29: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:57:31.13 ID:BzXsqpCd0
男「今日は、どこに?」
女「図書館まで。一緒に来てもらってもいいかな?」
男「うん、もちろん」
30: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:58:31.95 ID:BzXsqpCd0
男「ただいまー」
母「おかえりー」
女「お、おじゃましま〜す」
31: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:59:03.00 ID:BzXsqpCd0
ご主人様の部屋に来た。ここに入るのは久しぶりだ。
男「ちらかってるけど、適当に座ってて」
女「あ、うん。このあたりでいいかな」
32: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 13:01:24.53 ID:BzXsqpCd0
男「おまたせ。砂糖とミルクは適当に」
女「うん、ありがとう。・・・・・・あれ?この写真は・・・・・・」
男「ああ、ちっちゃいころのなんだ。おじいちゃんが、誕生日プレゼントにメタモンを捕まえてきてくれて・・・・・・」
33: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 13:01:56.72 ID:BzXsqpCd0
ご主人様の恋人っていうのになった。好き同士がなるやつらしい。とっても嬉しい。
男「そういえば、本当に今更なんだけどさ。女の家ってどこにあるの?」
そういえば、僕のお家ってどうしたらいいんだろう。草むらに住んでます、なんて言えないし。
34: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 13:02:30.38 ID:BzXsqpCd0
・・・・・・ご主人様との、子供ができた。今の僕は人間と同じ体だから、できるのは当たり前なんだけど。
ご主人様は責任は取るって言ってくれた。でも、ここで一つ問題ができた。
僕、戸籍ないよ。どうしよう、ご主人様とか、みんなになんて言ったらいいのか。
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