32: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 13:01:24.53 ID:BzXsqpCd0
男「おまたせ。砂糖とミルクは適当に」
女「うん、ありがとう。・・・・・・あれ?この写真は・・・・・・」
男「ああ、ちっちゃいころのなんだ。おじいちゃんが、誕生日プレゼントにメタモンを捕まえてきてくれて・・・・・・」
男「その時に撮った写真なんだ。ああ、懐かしいなぁ」
女「へぇ」
この写真、まだ大事にしてたんだ。嬉しい。
男「でも、もう7年ぐらい前かな。ちょっと八つ当たりしちゃって、その時に逃がしちゃって・・・・・・」
男「・・・・・・ムムは、何も悪くなかったのにな」
女「!」
ご主人様、もう怒ってないの?なら、僕が帰ってきたって・・・・・・
男「今頃どうしてるんだろう。もう、新しいトレーナーに見つけてもらったのかな。それとも、まだ野性なのか」
男「・・・・・・どちらにせよ、僕に合わせる顔はないよ。ごめん、なんか湿っぽくなっちゃって」
女「そんなことない!」
男「えっ?」
違う、違うよ。僕は、まだご主人様のもの。そう言いたい。僕がムムなんだよって、言ってあげたい。大丈夫だよって、言いたい。
でも、それを今言っちゃったら、僕らは終わっちゃう。だから、だめ。
女「あ、いや、きっと・・・・・・いいや、絶対、そのムムちゃんも、また会いたがってるんじゃないかな」
女「だって、大事な友達なんでしょ?なら、ちょっとぐらい喧嘩したからって、嫌いになんかならないよ」
男「そうかなぁ」
女「うん、絶対ね」
だから、今はこうやって言うしかない。
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