二宮飛鳥「魔法少女スウィーティー☆アスカ」
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9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/03/06(火) 21:31:33.80 ID:R3SLFrm7O
飛鳥「はじめの数日は、よく考えていたんだ。なぜキミが、ボクを魔法少女に選んだのか」

飛鳥「普通に考えれば梨沙が適任だし、年齢の問題はあれど心さんでもいい。でもキミはボクを選んだ。本来なら、それこそ闇の魔族のほうが適しているであろう、ボクを」

P「それで、答えは見つかったのか?」

飛鳥「いくつか候補はね。普段と異なる役柄を演じさせることで演技力を磨くためだとか、ギャップ萌えで新規のファン層を開拓するためだとか。理由はいくらでも作れそうだった」

飛鳥「でも、途中で考えるのをやめた」

P「ん? 飛鳥にしては珍しいな」

飛鳥「かもしれないね。少し、自分でも驚いている」

飛鳥「まあ、結論から言ってしまえば……他のことに夢中になった。みんなと一緒に、創り上げることに」

飛鳥「千佳やヘレンさんからは、魔法少女らしい立ち振る舞いを教わった。次代のヘレン候補に加えられかけたが、そこは断った」

飛鳥「光達と一緒に、必殺技を考えた。大半は好き勝手に願望を口にしていただけだが、個人の意見を統合することで、何が求められているのかを少しだけ理解できた気がする。エクステの色でフォームチェンジするという設定は正式採用された」

飛鳥「他にも、アニメ好きな人達と共に歴史を学んだり、心さんが役作りの一環だとか理由をつけて共同生活を持ちかけてきたり」

P「充実していたんだな」

飛鳥「あぁ」

飛鳥「……率直に言おう。楽しかった」

P「そうか。楽しかったか」

飛鳥「きっとキミは、理由を当てられるよりも、こう言ってもらえた方がうれしいだろう?」

P「その通りだ」

飛鳥「ふふっ。期待しておいてくれ。みんなで創った、魔法少女だ」




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