花丸「──最後の誕生日。」
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16: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/03/03(土) 23:52:08.90 ID:P/7cf6ip0


鞠莉「あはは……Sorry... 湿っぽい話がしたかったわけじゃないんだけど……」

花丸「うぅん、大丈夫だよ。」

鞠莉「えっとそれで……BirthdayにまつわるTalkだっけ……?」

花丸「……なんか、そうなってるみたいだね」

鞠莉「うーん、でもわたしの誕生日かぁ……」


──6月13日。鞠莉ちゃんの誕生日。


鞠莉「果南とケンカの真っ最中だったのよね……祝われ損なったわ」

花丸「来年から、いなくなっちゃうし……お祝いする機会がなかったのはちょっと残念ずら……」

鞠莉「Hmm... まあ、いいわ。きっといつか戻ってきてダイダイテキにお祝いしてもらうことにするわ。そのとき果南にもしっかりお祝いしてもらうことにして……」


鞠莉ちゃんはマルに向き直って


鞠莉「次会うときは……大切なものは全部守れるマリーになってるから……期待しててね」


そう言った。


花丸「鞠莉ちゃんが言うとホントにそうなりそうずら」

鞠莉「そうなりそうじゃなくって、そうするのよ……さて」


鞠莉ちゃんがチラリと時計を見る。


鞠莉「皆、時間配分がなってないのよね……大本命を前にしてだらだら居座るわけにもいかないし」

花丸「大本命……」

鞠莉「最終下校時間までにはもう一度部室に来てね、それじゃ」


鞠莉ちゃんはそう言って颯爽と出て行きました。





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