花丸「──最後の誕生日。」
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12: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/03/03(土) 23:47:17.54 ID:P/7cf6ip0


梨子ちゃんはお礼を言いながら、ふと少し切なげな表情をして、


梨子「……今は自分の中に音や輝きが溢れてて……どうして、あのとき自分の音が聴こえなくなっていたのかが不思議なくらい……」


そう呟く。

──9月19日。梨子ちゃんの誕生日。

あの日に聞かせて貰った、あの話を思い出してるんだろうな。


梨子「Aqoursの皆に出会えて、本当によかった……」

花丸「うん……マルもそう思う」

梨子「……私たち完全インドア派なのに、気付いたら歌って踊るアイドルしてたんだもん。不思議ね」

花丸「確かに……」

梨子「活動は一区切りついちゃうけど……これからも何かあったら作詞とかお願いするかも」

花丸「ふふ、マルも作曲をお願いするかもしれないずら」

梨子「うふふ」


なんだか可笑しくって、二人して笑ってしまった。






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