283: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/04/09(月) 00:53:35.54 ID:apYJYAqv0
「ご安心下さい領主様。この領地で災害と呼べるものは――」
「大雨による【川の氾濫】」
「……はい。その通りでございます」
「父さんが亡くなった日がそうだったから、よく覚えてるよ」
「申し訳ありません。力が及ばず……」
「ドミニクの所為じゃない。謝らなくてもいいさ」
「はっ」
ドミニクは只々頭を下げる。
場に漂う沈黙の重さが、彼の無念を表しているようにも感じられた。
「昔は南一面に穂が実っていた」
「そのような時も……ございましたね」
「作物は全て流され、今は荒れた土地があるだけ」
「………」
「父さんの苦労も水の泡だ」
「領主様……」
過去と今。
過去に居た者の代わりに、別の誰かがそこに居る。
君は君の父と同じ選択を選んでも良いし、選ばなくても良い。
……君は領地のどこで何をする?
―【選択肢】―――――――――――――――――――
@―貯蔵庫を建てる
A―遮蔽物を作る
B―穴を掘る
C―川の水を引く
D―目印を立てる
E―自由安価
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下2 選択肢 【東西南北のどれかも指定】
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