208: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/26(月) 23:10:36.31 ID:qDZwSOvD0
「ここは割とまともな部屋ですね」
「そうか。それなら良かった」
「勝手に座って構へんか?」
「ああ、好きにしろ」
ウルリッヒは隅に置かれていた椅子を裏返してどかっと腰かけた。
それを見たルチアは溜息を吐き、1人分だけ持ってきて君を座らせた。
「本題に入ろう――」
「まずは食料の調達だ。どれだけ確保できたか見せてもらおう」
「どうぞ。内訳はこちらに」スッ
「……穀物、肉、チーズ……チーズか」
「何かご不明な点でも?」
「いや、何でもない」
「?」
彼は君にそう返すと、納品書を黙々と読み進めた。
乳製品に反応したのを見るに、彼の嫌いな物だったのか?
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