125: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/20(火) 01:17:10.18 ID:U9WHqk/t0
「――これは確かに……美味しくないですね」
「だろ?」
「では私はこれで――」クルッ
「待て」ガシッ
「……何か?」
「変な物入れてたんじゃないだろうな」
「要らぬ勘繰りです」
「絶対入れただろ」
「何も」プイ
「………」 (怪しい……)
「無理に飲ませて悪かったな」
「ホントですよ」カチャカチャ
「こっちの台詞……ハァ、もういいや」
「ふふ、失礼致します」スッ
「うむ。久しぶりに長く話せて楽しかったぞ」
「それはようございましたね」ニコリ
僕に妙な液体を飲ませると、ルチアはそそくさと部屋から去って行った。
去り際に『戸締りには十分気を付けられますよう』と言っていたのがどうも気になる。
違和感しかない行動の数々は僕も同じなのだが……まぁどうでも良いか。
506Res/278.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20