124: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/20(火) 01:06:22.78 ID:U9WHqk/t0
「お味は如何でしょう」
「なんか、【甘いような酸っぱいような】――」
「それを言葉に表すなら?」
「【美味しくない】」
「それはそれは」
「……ルチアも飲め」
「は?」
「動きっぱなしだから喉が渇いたろう」
「いえ、結構です」
「1人分余ってるぞ?」
「どうぞお飲みください」
「そう遠慮するな」ガシッ
「いや要らな――!?」
突然の行動に彼女は驚き、君から離れようとした。
しかし君は、逃げようとする彼女を引き寄せて無理やり飲ませる。
彼女が生みだした名状しがたき液体は、彼女の元へと還った。
ルチアは『あぁ、あぁ……飲んでしまった』と虚ろな目で呟いている。
……妙な罪悪感に駆られる君だった。
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