【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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93:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:34:25.91 ID:ueeqel/10

日菜「あーっ、やっぱりおねーちゃんここにいた!」

紗夜(入り口の扉に付けられたベルが鳴り止むより早く、日菜の声が耳に届く)

紗夜(そちらへ視線を巡らせると、日菜がこちらへ向かって歩み寄って来ていた)

紗夜「日菜、店内ではあまり大きな声を出さないで」

日菜「おねーちゃんてば最近ホントによく来てるね、ここっ」

紗夜(諫言を聞いているのかいないのか、日菜はサッと私の対面の席に腰を下ろす)

紗夜「人の話を聞きなさい」

日菜「おねーちゃん今日は何頼んだの? またケーキセット?」

紗夜「だから話を聞きなさい」

紗夜(まったく、と内心思うが、これが日菜らしさなんだろう)

紗夜(その強引さというか、唯我独尊的な部分に支えられて助けられたのも事実ね)

紗夜(だから毒づきながらも、自分の顔に困ったような、呆れたような笑みが浮かんでいるんだろう)

日菜「……えへへ」

紗夜「……? なにかおかしいことでもあったの?」

日菜「んーん。やっぱり、おねーちゃんはおねーちゃんで、だから大好きなんだなーって」

紗夜「そう」


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