【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
1- 20
25:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:55:03.81 ID:ueeqel/10

羽沢つぐみ「あれ? 日菜先輩に……紗夜さん?」

日菜(――そう考えていたあたしの考えはあっさりと打ち砕かれた)

日菜「あー……こんにちは、つぐちゃん」

日菜(よりにもよって……おねーちゃんと仲が良いつぐちゃんと会うなんて……)

つぐみ「はい、こんにちは。後ろにいるのは……紗夜さんですよね?」

紗夜「……っ」

日菜(あたしの後ろに隠れたおねーちゃんが小さく息を飲むのが聞こえた)

日菜(ちらりと後ろを見ると、自分の体を抱きしめるように組んだ腕が震えていた)

つぐみ「珍しいですね、紗夜さんが帽子被ってるのって」

紗夜「…………」

つぐみ「……紗夜さん?」

日菜(どうしよう、どうしたらいいんだろう)

日菜(おねーちゃんは固まっちゃって動けなくなってるみたいだし……)

日菜(ここは……逃げるしかない、よね……)

日菜(つぐちゃんには悪いけど、あとで訳を話せば分かってくれる……よね)

日菜「……つぐちゃん、ごめんね!」

つぐみ「えっ……!?」

日菜(あたしはつぐちゃんに一言謝って、おねーちゃんの手を取って走り出した)

日菜(しばらくしてから後ろを振り返ると、あたしに手を引かれるまま走るおねーちゃんと、かなり後方にポカンとした表情のつぐちゃんがいた)

日菜(それだけ確認すると、あたしは前を向きなおして交差点を曲がるまで走り続けた)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
106Res/142.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice