【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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22:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:53:08.35 ID:ueeqel/10

日菜「……そうかな」

リサ『そうだよ。ヒナより紗夜の全部を分かってるなんて言わない。でも、ロゼリアでの紗夜のことならヒナよりも分かってるもん』

リサ『出会った頃なんかはもう見てて怖いくらいに尖ってたけどさ、ロゼリアを結成してからは周りを見る余裕も出来て、ヒナとも向き合おうと努力してたよ。ホントに嫌いな人にそんな労力、割かないよ、紗夜は』

日菜「……そっか。ありがと、リサちー」

リサ『ううん。……アタシたちに何か出来ることってあるかな?』

日菜「気持ちは嬉しいけど……ごめん。今はおねーちゃん、誰かに会うの怖いみたいだから……」

リサ『そっか……分かった。もし何か力になれることがあったら何でも言ってよ』

日菜「うん。ありがとね」

リサ『お礼なんか言わないでいいって。このこと、ロゼリアのメンバーに話しても大丈夫?』

日菜「……そうだね。あんまり広めることじゃないけど、リサちーたちは知ってないといけないと思うから」

リサ『ん、分かった。……辛いことなのに話してくれてありがとね、ヒナ』

日菜「ううん。あたしの方も、話聞いてくれてありがと」

リサ『しばらくは紗夜に付きっきり?』

日菜「そうだね。パスパレの方もお休みして、そうするつもりだよ」

リサ『オッケー。ヒナの分までちゃんとノートとっとくから、学校のことは気にしないでね』

日菜「……ありがと、リサちー」

リサ『だからお礼はいいってば。話くらいなら聞けるからさ、1人で塞ぎこまないでね?』

日菜「うん、ホントにどうしようもなくなったら、電話するかも」

リサ『ん、了解。っと、もう昼休み終わっちゃうや。それじゃあ、またね』

日菜「うん、またね、リサちー」

日菜「……リサちーってすごいなぁ」

日菜(電話を切ってから呟く)

日菜(認めたくないことをやんわりと否定してくれた)

日菜(話してるだけで少し気持ちが楽になる、包容力……って言うんだろうな)

日菜(千聖ちゃんやリサちーみたいな気遣いはあたしには出来ないのかもしれない)

日菜(でも、何もしない訳にはいかないんだ)

日菜(あたしはあたしに出来ることをしっかりやらなきゃ……)

日菜(面会謝絶なんかに気を落としてる場合じゃないよ)


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