【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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21:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:52:39.89 ID:ueeqel/10
リサ『え……記憶喪失……?』
日菜「そう。去年の4月から先のこと……ぜーんぶ、なくしちゃったんだ」
リサ『…………』
日菜「冗談でもなんでもなく……ホントのことなんだ」
リサ『……ごめん、ヒナ』
日菜「どうしてリサちーが謝るの?」
リサ『辛いこと、言わせちゃったから……ごめん』
日菜(ああ、今のできっと、全部分かっちゃったんだね。あたしの悩みとか、そういうの)
日菜(やっぱり……ズルいなぁ、リサちー……)
日菜(あたしがリサちーくらいに気遣いが出来れば……きっとおねーちゃんの気持ちも簡単に汲めるんだろうな)
日菜(それで、望んでることも叶えてあげられて、きっとすぐに笑顔にさせられるんだ)
日菜(それが出来ないのが……悔しいな)
日菜「へーき、へーきだよ、リサちー。ありがとね、気遣ってくれて」
リサ『……ううん。でも、そっか……だから連絡がつかなかったんだ……』
日菜「うん……正直、おねーちゃんかなりパニクっちゃって……一応ね、今は入院してて、脳に異常はないみたいだから明日退院するんだけど……」
日菜「……えへへ、今日お見舞いに行ったら『誰にも会いたくなーい』って面会謝絶されちゃった」
リサ『笑いごとじゃないでしょ。……無理、しないでよ』
リサ『アタシだってさ、もし友希那が同じようなことになって、面会謝絶なんてされたら……辛いよ。ヒナが紗夜にそうされて悲しくないワケないでしょ』
日菜「……うん。ホントのこと言うと、辛いや。やっぱりあたし、おねーちゃんに……ずっと嫌われて、たんだなって……」
リサ『違うよ。それは違う。今はさ、余裕がないだけだよ。絶対そうだって』
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