未来を置き去りにしてバイトをする
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97:名無しNIPPER[saga]
2018/03/20(火) 07:03:11.51 ID:NAPZo2aD0
猿山さんに案内されたのは,閑散とした事務室だった.

何脚かのパイプ椅子と長テーブルがあり,棚にはファイルや本が詰められている.

どことなく埃っぽいが,贅沢は言うまい.

僕はアタッシュケースを渡してから,腕の強張った筋肉をさする.

微かな達成感と疲労が,肩にのしかかる.

男仁さんは,僕に椅子を勧めてから,軽々とアタッシュケースを4荷持ち上げて言った.

「さて,それでは私も作業を開始しましょう.およそ一時間程度で済むと思いますので,それまでここで休憩していてください」

僕は,男仁さんと猿山さんが部屋から出ていくのを見送った.

今ならこの事務室で,探索できるだろう.




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