未来を置き去りにしてバイトをする
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92:名無しNIPPER[saga]
2018/03/18(日) 03:37:01.77 ID:93Us6h4j0
ふと,男仁さんは思い出したようにその猿山さんへ,声を掛けた.

「鈴音さん,まず百地君を休ませてあげたいのですが,何か良い場所はありますか?」

鈴音さんは顔を持ち上げて,答える.

「えっと,今は使われていない,事務室がこの先にあります.ですが,パイプ椅子くらいしか,なかったと思います」

「ええ,それで十分です.百地君をそこに待機させてから,作業をしましょう.」

疲れているから,作業をしなくてもよいという気遣いはありがたい.

けれど,もし頑張ればなにか情報を得られるかもしれない.


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