3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/27(火) 14:39:59.23 ID:BtYFcBoE0
――ガチャ、バタン!
真宮寺「おや……? 誰か来たみたいだネ?」
最原「あれは……警察の人?」
警官「……失礼、君は赤松楓だね?」
赤松「え? あ、はい。そうですけど、何か……?」
警官「……君に殺人の容疑が掛かっている。詳しい取り調べの為、署までご同行を願おうか」
赤松「……え? さ、殺人? わ、私が……!?」
警官「そうだ。話を聞かせて貰う為にも、私たちと一緒に……」
最原「ま、待って下さい! 赤松さんに殺人の容疑!? どう言う事ですか!?」
警官「詳しく話す必要は無い。我々が用があるのは赤松楓だけであって……」
王馬「……まあ、ちょっと待ってよおじさん。そこに居るのは『超高校級の探偵』の最原終一だよ? ついでに俺は『超高校級の総統』で、こっちは『超高校級の民俗学者』、あっちには『超高校級の暗殺者』も居るんだ。悪事と考え事に関してはある意味ではプロフェッショナルの高校生たちだよ。そんな俺たちにな〜んの説明も無いなんて、ツマラナイ事はしないでよ!」
真宮寺「……王馬くんの言う通り、少しは事情は説明してくれてもよろしいのでは? 少なくとも事件に関わる可能性が高い最原くんには、軽くその殺人事件のあらましを教えた方が捜査に役立つと思いますがネ」
警官「……必要ない。どの道、事件現場はここから随分と離れた場所にある。しかも土砂崩れで車は通行止め、ヘリでもない限りは現場に行く事すら出来ない」
最原「ならなぜ、赤松さんに殺人の容疑がかかっているんですか!? 現場に警察が行けないのなら、捜査だって出来るはずが……」
警官「……警察なら現場にいる。何を隠そう、死体の第一発見者は警察官なんだ」
最原「えっっ!?」
警官「これ以上は説明の必要は無い。さあ、来るんだ!」
赤松「そんな……!? 私、なにもやってません! 殺人だなんて、そんなこと……絶対にやってない!」
警官「そう言った話は署で聞く。ここでもたつく訳にはいかないからな」
赤松「やってません……私、何も知らない! 最原くん、助け……」
――ギィィ……バタン!
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