21:名無しNIPPER[sage]
2018/02/26(月) 19:11:22.00 ID:q6OJlgc60
そしてその見立ては正解であった。
同じ舞台に上がったものだから分かる。
彼女は生まれついてのアイドルであった。
彼女の歌い上げる歌は目の前に情景が広がってくるようであったし、彼女の踊りは曲すらも無粋で、床を叩く足音だけで完成するものであった。
私が十年、いや一生かけてもたどり着けない境地。
そこに彼女はいた。
手を伸ばすだけ無駄、憧れるのさえおこがましい。
そして彼女は三週間足らずでCランクに上がった。
私は彼女に、私の背負ってるものを全て託すことに決めた。
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