18:名無しNIPPER[sage]
2018/02/26(月) 19:05:07.34 ID:q6OJlgc60
託された私が、上がれなければその人たちの思いは無駄になってしまう。
そう考えると、止まることなんて出来なかった。
言い訳かもしれない。
私がただ辞めたくない、アイドルにしがみついていたいという醜い気持ちを、ファンや上がれなかった人の思いを利用して綺麗に見せているだけなのかもしれない。
「呪いにかかりますよね」
私にそう言った人がいた。私が二十二歳の時のことだ。
同級生が大学を卒業し、それぞれの進路に進もうとしているのを見て、焦りを感じた私に二つ下の彼女はそう言った。
彼女も二年間ここに留まってる住人であった。
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