13: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:10:34.36 ID:28538mFf0
と言われ、ケーキに視線を戻して見たら片方のケーキの上に白いチョコ板が乗っていたのに気づいた、そこには
『ハッピバースデー如月千早ちゃん』
ハッピバースデー……?
14: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:13:58.38 ID:28538mFf0
サプライズ大成功と言った顔で、お泊まり用の荷物のポケットから小さめな箱を取り出した。
「その様子だとやっぱり千早、誕生日のこと抜けてたのね〜」
図星だ、ここ最近は確かに忙しくて今まで自分の誕生日のことがすっぽり抜け落ちていた。
15: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:19:00.80 ID:28538mFf0
「この伊織ちゃんからのプレゼント開けてみなさいな!」
手渡された箱の中には『♪』の形をしたヘアピンが入っていた。
「あんまり千早はこういうのを付けてるところを見たことなかったし、似合いそうだったからプレゼントに包んでもらったの」
16: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:21:09.20 ID:28538mFf0
「せっかくだし、今付けて見なさいよ♪」
と催促をしてくる。
ライブの衣装とかでないと、あまりこういうものを普段付けることが無いからどう付けたら似合うのかしら……
17: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:22:34.97 ID:28538mFf0
スッスッ
髪を少しまとめられヘアピンを通される、なんとなくくすぐったい気持ちを感じていたら
「にひひっ! こんな感じでどうかしら?」
18: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:24:26.82 ID:28538mFf0
普段あまりこういうおしゃれをしないものだから写真を見てもいまいちピンとこない……
「似合っ……ているのかしら? 自分ではよく分からないわね」
と言っていると、何か思いついたのか少し悪そうな顔をして「ちょっと待ってなさい」とスマホを操作しだした。
19: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:26:38.15 ID:28538mFf0
数分後、伊織のスマホから着信音がしてそれを確認すると私に画面を向けた。
春香『千早ちゃん、すっっっごくにあってる!!!!』
20: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:31:49.67 ID:28538mFf0
「えっ、も、もしかして」
「似合ってるか自分じゃ分からないって言ってたから皆に似合ってるか送っちゃった♪」
送っちゃった♪らしい。
21: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:40:01.78 ID:28538mFf0
さすがに耐え切れず伊織の名前を呼ぶと
「こっちの方が千早の反応も面白いと思ってね〜、さあ夜も遅いし千早もケーキ食べて寝ましょ?」
と満足げな顔でケーキを一口。
22: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:48:07.36 ID:28538mFf0
ちょっと落ち着かない気持ちでケーキを一口。
「んっ……確かに美味しいわね」
伊織の言う通り確かに甘くて美味しい。
23: ◆EPKUmfWUD6[sage saga]
2018/02/26(月) 02:50:51.63 ID:28538mFf0
少し遅刻しましたが千早ちゃんお誕生日おめでとうございました!
HTML化依頼をしてきますここまで読んでいただきありがとうございました!
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