【アイマス×モバマス】たくさんの、小さな幸せ
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6: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2018/02/25(日) 10:36:31.74 ID:iOGE627x0

「よろしいのでございますか?」

受け取ったパンを少しだけ持ち上げて確認をします。
フゴフゴさんにとってのパンは、ライラさんにとってのアイスのようなものなのです。
ですので、ちゃんとお聞きしないといけないと思ったのですよ。

「はいっ、一緒に食べるともっと美味しいですから!」

ご自分のパンを用意しながら、とても素敵な笑顔でおっしゃいました。
きっとそうお答えになると、分かっていたのではございますが。

「えへへー、ありがとございますですよー」

サクサクふわふわのパンを並んでいただきます。
フゴフゴさんのパンは、やっぱりとても美味しいでございます。

実は前にも、同じようなことがあったのでございます。
あの時は事務所ではなくて公園でございましたが。

その時のライラさんはご飯が食べられなくて、少し元気がなかったのです。
そこに通りかかったフゴフゴさんは、鞄から出したパンを分けてくださいました。
ベンチに並んで、一緒にパンを食べて。
素敵な笑顔で、今と同じ言葉をくださったのです。

みちるさんをフゴフゴさんと呼ぶようになったのも、それがきっかけでございました。



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