【アイマス×モバマス】たくさんの、小さな幸せ
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5: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2018/02/25(日) 10:35:16.63 ID:iOGE627x0

「はい、どうぞ!」

決意も新たに顔を上げますと、目の前にはパンがありました。
顔を左に向けると、フゴフゴさんのニコニコ顔があります。

フゴフゴさんは何故パンを差し出しているのでしょうか。
よく分からないまま受け取ってしまいましたです。

「フゴフゴさん?」

「はい、なんですか?」

分からないことは聞けばいいのでございますよ。

「何故パンをくださるのですか?」

「お腹が空いているといい考えが浮かびませんからね!」

「おー……」

確かにライラさんは考え事をしていましたです。
でも、そのことをご相談したことはなかったと思いますですが。

「どうしてお分かりになったのでございますか?」

「ライラさん、こーんな顔してましたよ?」

そう言うと、フゴフゴさんは眉の間に人差し指を当てます。
指をグイッと上げると、困ったような八の字が出来上がりました。

「あんな顔のライラさんは珍しいですからね、あははー」

どうやら、知らないうちに顔に出てしまっていたようでございます。
ライラさんは分かりやすいと、よく言われているのを思い出しました。



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