【アイマス×モバマス】たくさんの、小さな幸せ
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32: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2018/02/25(日) 11:08:11.55 ID:iOGE627x0
「〜〜〜♪、〜〜♪」
私が落ち着くのを待っていたかのように。
さっきまで賑やかだった事務所が静寂に包まれて。
歌が、聞こえてきた。
聞いたことがない言葉で。
馴染みのないメロディで。
込められた気持だけはまっすぐに。
それは、よく知っている声だった。
ここで聞こえるはずのない声だった。
私を囲むようにしていたみんながその輪を解く。
その先にいたのは、いるはずのない彼女だった。
やがて歌い終えた彼女は、その青い瞳をこちらに向ける。
いつもと同じように、ふんわりとあたたかい笑顔を浮かべる。
キラキラと輝く髪を、ゆるやかになびかせて。
のんびりと、私の前まで歩いてきた。
「えへへー。千早さん、お誕生日おめでとうございますなのですよー」
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