【アイマス×モバマス】たくさんの、小さな幸せ
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31: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2018/02/25(日) 11:07:25.38 ID:iOGE627x0

まったくもう。
みんなだって忙しいのでしょうに。

手前味噌な話だけれど、765プロのみんなはそれなりに売れている。
予定が書かれたホワイトボードに、白いところが見えないくらいには。

それなのに。

わざわざこんな風に集まってくれて。
お祝いの言葉をかけてくれて。

ついさっき、少し昔のことを思い出していたから。
目の前にある、かけがえのないものが愛おしかったから。

不覚にも、視界がぼやけてしまった。

「大丈夫ですか?」

そんな私の変化に、いち早く気付いたのは高槻さんだった。
眉を寄せて、覗き込むようにして声をかけてくれた。

「大丈夫よ。嬉しくて、気持ちがいっぱいになってしまっただけだから」

幸せな涙はそのままに、今のありのままの気持ちを伝える。
返ってきたのは太陽のような笑顔だった。
その後ろでは、あずささんが優しく微笑んでくれていた。



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