15:Persona[saga]
2018/02/26(月) 22:13:41.53 ID:AG3wRULzO
20XX年 4/6 (Wednesday)
都心の一等地にそびえる大きな学園。
見るだけでその学園の偉大さを誇るような外観。
僕はそれに圧倒されつつその学園の前に立っていた。
最原「ここが希望ヶ峰学園か…
嫌でも実感するな…
僕が【超高校級の探偵】に選ばれたことを…」
>そう、事の始まりは一週間前
僕はいつも通り叔父さんの仕事を手伝っていた。
その日、叔父さんは依頼人に会いに出張だった。
割とそんな日も珍しくないから僕はいつも通り書類の整理をしていた。
探偵といっても、日がな殺人事件の推理をしている訳ではない。
僕の叔父さんの事務所はペット探しや、浮気調査などの日常の延長線にあるものだ。
けれども、殺人事件を解決して欲しいという依頼がないわけでもない。
ときたま、警察から駆け込み寺のように難解な事件資料が送られてくることがあるけど、別にそれはあまり本筋と関係ない。
この時の僕はいわゆる『非日常』に憧れていた。
シャーロック・ホームズやコナン・ドイル、江戸川乱歩のような王道に憧れていた。
そんなとき、ある警察の資料が目に入った。
とある強盗殺人のトリックを暴いて欲しいとという一風変わった依頼だった。
僕はその依頼にひどく惹かれた。
魅せられた。
何故ならそれは、僕が夢想していたトリックの一つだったからだ。
つまり、僕にとってこの事件はもう解けたも当然だったんだ…
そして、それが僕の悲劇の始まりだったんだ…
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