女「――痴漢をやめてくださいと言ってるんです!」男「私は痴漢ではない。変態だ」
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名無しNIPPER
2018/02/24(土) 17:17:48.86 ID:WinSanok0
女「ああ、はいはい」
この時点で、女はまだ気づいていなかった。ことの重大さに。ただ男が苦し紛れの言い逃れをしているだけだと思っていたのだ。
変態「これを見ろ」
変態はおもむろにチェック柄の上着を脱ぎ棄てた。なんと胸部には女性用のブラジャーが着用されていた。
そのまま自らブラジャーの上から胸をまさぐり始め、あろうことか恍惚とした表情を浮かべ始めたのだ。
女「認めるわ。あなたが変態ってこと。だから今すぐやめて上着を着なさい」
シャツのボタンをかけながら変態は言った。
変態「これでわかっただろ。私が痴漢ではなく変態だということが」
女「それとこれとは別よ。あなたは私のお尻を触ったことに違いはないでしょ」
変態「いいえわかっておられない。「痴漢」として痴漢行為を行っていたのではなく、「変態」として痴漢行為に見受けられる行為をしていただけなのです」
女「全くもって理解できないわ」
変態「やれやれ。ならば言い換えよう。私は痴漢でも変態でもない! ただの数学者である」
女「はい?」
変態「ですから、あなたが言う痴漢でもなく、変態でもなく、数学者であった、いや元々数学者になった、というべきか。日本語としてはおかしいですがここら辺のニュアンスはお任せします」
(変態→数学者)
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