38:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 19:31:38.56 ID:8JusKlRY0
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理樹(真っ暗で静かな病院だった。4人で一つの大部屋に患者が寝ている中、僕もそれに漏れず固いベッドに寝かしつけられていた。両腕は柵に手錠をかけられていて動かせないようになっている)
理樹「どう…?」
理樹(静かな声で聞くと、すぐ横に立っていた謙吾は手錠を触りながら小さく唸って答えた)
謙吾「ううむ…これは流石に破壊出来ないな……万一出来たとしても音が大き過ぎる」
理樹(謙吾がそう言うと今度は向かいに立っている真人が口を開いた)
真人「いや、方法なら一つある。ただ、こいつはちょっと理樹には難しいかもしれねえが……」
理樹「どういう意味さ?今の僕ならなんだって…」
恭介「シッ!見回りだっ」
理樹(確かに遠くから小さな足音が聞こえた。そこで僕は慌てて口を開け、寝たふりをした)
看護婦「……………」
スタスタ……
理樹「………行ったね。それでさっき言ってた方法ってのは?」
真人「お、俺は止めたぞ?その方法っていうのはな……」
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