18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/01(木) 00:26:07.03 ID:bHzYBq6u0
理樹「鈴……!鈴……っ!!」
理樹(店を出ても鈴の姿はどこにもなかった。ただただ当てもなく勘でショッピングモールの中を走り回っている間、頭の中で色んな考えが飛び交って、あらゆるマイナスの感情が身体の中心を傷つけていく感覚がした)
鈴「〜〜〜!」
男「…………」
理樹(ショッピングモールの入り口まで来た時、ふと外を見ると鈴がすぐ近くの交差点で信号待ちをしながら例の彼に大きな声で何かを口走っている姿が見えた。その姿は激情に駆られていてとても恐ろしかったし、とても脆そうだった)
理樹「鈴!」
理樹(僕が走り出したと同時に鈴達もまた僕に気づかず信号を渡っていった。入り口を抜けて交差点にたどり着く頃には既に信号は赤だったが、僕にとってそれはとても些細な出来事だと思った。もうここで見失ったら二度と会うことが出来ないような気がしたからだ。しかし、本当なら引き返すべきだった。冷静に考えれば誰だってそんな事をすれば後がどうなるか分かる。横から大きなクラクションが聞こえた時、僕はとうとう横断歩道を渡りきることは出来いことを悟った)
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