16:名無しNIPPER[saga]
2018/02/28(水) 23:36:33.53 ID:CVufABEJ0
鈴「いいか?お前は店に入ったら近くの席に座ってずっと隠れてろ。私が2人とご飯食べてる最中にトイレに行くから私がいない間の二人の会話を聞いておいてくれ」
男「それで二人が付き合ってるがどうか見極めろと」
鈴「そうだ!」
男「随分ずさんな気もするけど分かった」
鈴「じゃあ入るぞ……気づかれないようにな……」
理樹「告白の仕方を……教えてほしいんだ」
笹瀬川「は……はぁ!?」
理樹「だ、だって告白だよ?他の誰でもない鈴に一世一代のアプローチをするって言うんだから失敗出来るわけないじゃないか!僕はこういうの全然分からないからせめて笹瀬川さんにアドバイスを聞こうと思って!」
理樹(僕は彼女に突っ込まれるより早くありのままの言い訳を並べた)
笹瀬川「いやいやいや!そんなの私だって得意じゃありませんのよ!なんで聞くんですの!?」
理樹「だって女の子じゃん!」
笹瀬川「女性だからと言って恋愛事に慣れてると思ったら大間違いですわ!」
理樹「でもさっきは僕らのことについて散々どうのこうの言ってたじゃないかっ」
笹瀬川「それとこれとは別ですわ!」
理樹「そんな頼むよ!」
理樹(僕は藁にもすがる気持ちで思わず笹瀬川さんの両手を握った)
笹瀬川「そんなこと言われたって気の利いた言葉なんか………あっ…!」
理樹(その時、笹瀬川さんが急に低い声で驚いた。視線が僕の後ろにあったので振り返ってみると、なんとそこには鈴が立っていた)
鈴「り、理樹……」
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