花売りの少女「言葉の分からない、貴方は」 少年「僕は異世界に戻って来た」
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1:U-3 ◆Olp0LZicoY[sage_saga]
2018/02/19(月) 19:50:57.16 ID:SZcjeHTy0


(大きな音が鳴り続けて、足元が揺れて立つ事もままなりませんでした)

(あの日、あの時)

(私は訳も分からずお母さんと城へと逃げる最中に……死にました)

(街の中央広場に建っていた時計塔の下敷きになって)

(とても痛かったし、怖くて、悲しくて)

(お母さんとまだ幼い子猫と一緒に私は、沢山声を上げながら、死んでしまいました)


(だからこれはきっと夢なのです)


(これは死んでしまった私が見ている夢)

(言葉の通じなかった『あの男の子』ともう一度会って、お話をする……その為だけに見ていた夢)

(それに気付いたのは、もう一度死ぬ……今でした)




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