本当の英雄のお話
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23:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[saga sage]
2018/02/19(月) 11:22:24.36 ID:CXKPQqLlo

猪は突進してきた
ボクは頭がよくない。だけど…
突進してくる3メートル猪に、正面から斬りかかっても死ぬことぐらいわかる

「でも正面じゃないなら、上があるじゃない!!」

頭がよくない故の単純な発想。
でもそれが出来る程度には身体能力に自信はある
ボクは6メートルジャンプした、これが限界だ。


猪がボクの下に来た瞬間。
ボクはタイミングよく猪の頭に剣を突き刺した
計算なんてできないけど、普通の猪は何回も狩った事があったから



猪は悲鳴をあげて倒れた

経験で猪の動きは分かる、いくら巨大でも。



「やった…え?」

さっき逃がした猪が、巨大猪に近づく
そして悲しそうに見つめている

「親子だったりするの?もしかして…」



巨大猪はまだ息がある、力ない目でこちらを見つめてくる。

「…今日の獲物はもう十分取った、君まで殺す必要はない」

ボクは猪達に背を向ける

「できれば今後、あんまり人を襲わないでくれるとうれしい
 ボクも必要な分しか殺さないからさ」



巨大猪がどういう反応をしたかは分からない。
だけどボクはかごをもって無言で去って行った、これでよかったんだよね?


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