本当の英雄のお話
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10:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[sage]
2018/02/18(日) 23:26:23.12 ID:o1pu3v4Zo

ボクは横に大きく避けて、炎をかわした
あ、危ない。

「不意打ちをかわしますか…」

紫髪の、いかにも大人の女性と言った感じの。
胸の大きいお姉さんがこっちを見ていた



「魔族って、女の人も居るの?」

「当たり前ですわ、女も居れば子供も居る。
  あなたは魔族の女性をさっき斬り殺したでしょ、たくさん」

ボクは暗い気持ちになった、さっきボクは人殺しと同じことを?
怒りに身を任せて気づいてなかっただけで、相手は魔族とはいえ。



「聞きたい、君は何者?」

「わたくしはパープル・ハピネス
  この村を襲った部隊のリーダーですわ」

衝撃的な発言だ。
この人が、いやこいつがボクの村を…



「なんで村を襲ったの
  村人に罪はなかったのに」

ボクは静かに言う
だが心には怒りを秘めていた

「だってあなたたちもそうしたでしょ?わたくしの娘相手に」

「え?」

「あなた方人間は、ただ街道を歩いていた娘を殺した
  だからわたくしも同じことをする、復讐ですわ」

なんて言っていいか、分からなかった
魔族に女子供は居ない、みんな悪だ。
ボクの信じていたものが逆転する気がした


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