5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/18(日) 23:35:50.93 ID:TkjN/KL+0
すぐ近くにある有名コーヒーチェーンに入って、アイスコーヒーをすすりながら漫画を開いた。
うわー、懐かしい。この絵柄好きだったなぁ。
学生同士の恋愛を中心にした短編集で、『ああ、こんな頃が俺にもあったなぁ』って、共感できるのは片思いシーンだけなんだけど。
あっという間に読み終わったから、スマホでその作者についていくつか調べてみた。
へぇ、俺が読んだことがない作品も結構書いてる。もういくつか、買ってみようかな。ううん、レンタルで良いか。古本立ち読みしたら結局買っちゃいそうだし……。
ネット辞典でリンクを飛んで他の作者のページも見てみると、あれも読みやいこれも読みたいとなってしまった。面白そうな漫画が多すぎるんだよ!
とりあえず、何冊か読んでみよう。レンタルするにしても多すぎるし、古本屋で一旦探してみるか……。
コーヒーショップを出て、古本屋に向かおうとした、その時。
「あれ、さっきのお兄さんじゃないですか」
天使ちゃん(仮)がそこにいた。
黒のワンピースに、白のフリル付のエプロン。頭にはカチューシャ。まるでそれは……まさか。
「メイド……さん?」
「えへへ、そうなんです」
うへぇ、可愛すぎる。死んだかもしれない。死んだらこの子の背後霊になってやろう。失恋した子を呪ってやるって思考は秒もかからずに切り捨てた。
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