【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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[saga]
2020/05/16(土) 04:06:48.94 ID:+iCI4ZWo0
春「はっ……あっ、んっ……あ、あぁぁ……」
京太郎「――お疲れ様でした」
京太郎が施術の終了を告げる、それを聞いても春は、身体を動かすことができない。
とはいえ、あくまで自発的には――というだけだ。
快感に身を捩り、腰を振り続けた身体の反射によって、浴衣はもはや、取り繕えないほどに着崩れている。
京太郎「……で、だ。春?」
ここまで――脚が完全に露わになり、尻房まで見えるほど裾が乱れていては、彼も無視できなかったのだろう。
申し訳なさそうにそう切りだした彼の言葉に、春は億劫な身体に鞭打って、なんとかコテンと身体を寝返らせた。
春「は……い……どうか、した……?」
京太郎「っ……いや、どうかも、なにも……」
乱れは下半身だけではない。
帯は緩み、結びはほどけ、肌蹴られた浴衣は身体の前面を、ほぼすべて彼の目に曝けださせている。
そのことに羞恥が込み上げ、鼓動が早鐘を打ち、汗があとからあとから湧いてくるが、もはや春は隠そうともしない。
彼の手技に蕩かされ続け、理性が崩れてしまったためか、覚悟を決めていた。
京太郎「その……なんで、下着を――」
春「……見てもらうために、つけなかった。ちょっと、誤算はあったけど……」
ここまですれば意図も伝わったらしく、京太郎は複雑そうな、逡巡するような表情を浮かべる。
春「……先に言っておくけど、誰にでもはしない。絶対に」
京太郎「……それはもう、十分すぎるくらいわかったけど」
春「わかってない。京太郎は、わかってない……私が、どれだけ……」
その先を告げようとしたところで、京太郎の指がスッと伸び、唇を押し止めた。
京太郎「いや――わかってる。というより……わかってたのに、俺はずっと、目を背けてたんだと思う」
春「京太郎……? えっ――」
引き締まった京太郎の顔が、春を真正面から見下ろし、のしかかるように身体の位置を変えた。
その体勢の意味するところを悟り、春の表情に驚きと喜び、そして狼狽が浮かぶ。
春「あ、の……京太郎、これは……」
京太郎「俺も……ここ何日か、俺なりに考えてきた」
京太郎「俺と春の関係とか、滝見の家のこととか……今回のお務めのことも、ずっと考えてた」
京太郎「小父さんたちの信頼は裏切りたくない、そう思ってる一方で――春と二人で出かけることを、楽しみにもしていた」
京太郎「こういう機会になるかもしれない、そうしたらどうしようかって――こうしてもいいのかって、ずっと考えてたよ」
京太郎の真剣な表情と語り口に、春は言葉が出なかった。
ただ痛いほどに鳴り響く心臓の音が、その言葉の邪魔をしないかと、それだけが気がかりだった。
京太郎「春が、いつから俺のことを……そんな風に意識してたのかは、ちょっとわからないけど……」
春「うん、だと思う」
京太郎「えっ」
春「いい、続けて」
京太郎「あ、はい」
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