【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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339: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2020/05/16(土) 04:06:48.94 ID:+iCI4ZWo0

春「はっ……あっ、んっ……あ、あぁぁ……」

京太郎「――お疲れ様でした」

 京太郎が施術の終了を告げる、それを聞いても春は、身体を動かすことができない。
 とはいえ、あくまで自発的には――というだけだ。
 快感に身を捩り、腰を振り続けた身体の反射によって、浴衣はもはや、取り繕えないほどに着崩れている。

京太郎「……で、だ。春?」

 ここまで――脚が完全に露わになり、尻房まで見えるほど裾が乱れていては、彼も無視できなかったのだろう。
 申し訳なさそうにそう切りだした彼の言葉に、春は億劫な身体に鞭打って、なんとかコテンと身体を寝返らせた。

春「は……い……どうか、した……?」

京太郎「っ……いや、どうかも、なにも……」

 乱れは下半身だけではない。
 帯は緩み、結びはほどけ、肌蹴られた浴衣は身体の前面を、ほぼすべて彼の目に曝けださせている。

 そのことに羞恥が込み上げ、鼓動が早鐘を打ち、汗があとからあとから湧いてくるが、もはや春は隠そうともしない。
 彼の手技に蕩かされ続け、理性が崩れてしまったためか、覚悟を決めていた。

京太郎「その……なんで、下着を――」

春「……見てもらうために、つけなかった。ちょっと、誤算はあったけど……」

 ここまですれば意図も伝わったらしく、京太郎は複雑そうな、逡巡するような表情を浮かべる。

春「……先に言っておくけど、誰にでもはしない。絶対に」

京太郎「……それはもう、十分すぎるくらいわかったけど」

春「わかってない。京太郎は、わかってない……私が、どれだけ……」

 その先を告げようとしたところで、京太郎の指がスッと伸び、唇を押し止めた。

京太郎「いや――わかってる。というより……わかってたのに、俺はずっと、目を背けてたんだと思う」

春「京太郎……? えっ――」

 引き締まった京太郎の顔が、春を真正面から見下ろし、のしかかるように身体の位置を変えた。
 その体勢の意味するところを悟り、春の表情に驚きと喜び、そして狼狽が浮かぶ。

春「あ、の……京太郎、これは……」

京太郎「俺も……ここ何日か、俺なりに考えてきた」


京太郎「俺と春の関係とか、滝見の家のこととか……今回のお務めのことも、ずっと考えてた」

京太郎「小父さんたちの信頼は裏切りたくない、そう思ってる一方で――春と二人で出かけることを、楽しみにもしていた」

京太郎「こういう機会になるかもしれない、そうしたらどうしようかって――こうしてもいいのかって、ずっと考えてたよ」

 京太郎の真剣な表情と語り口に、春は言葉が出なかった。
 ただ痛いほどに鳴り響く心臓の音が、その言葉の邪魔をしないかと、それだけが気がかりだった。

京太郎「春が、いつから俺のことを……そんな風に意識してたのかは、ちょっとわからないけど……」

春「うん、だと思う」

京太郎「えっ」

春「いい、続けて」

京太郎「あ、はい」



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