【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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335: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2020/05/16(土) 04:04:43.52 ID:+iCI4ZWo0

「……んぅっ……」

 京太郎の手が浴衣越しに触れる、その力強い感触を味わっただけで、うつ伏せの春は思わず熱い吐息をもらす。
 続けざまに肌に食い込む圧は優しく、それがジワリと身体の内側を押し、絞るように擦り上げていく。

「んはっ……あ、んっ……」

 いけない――と思いつつも、指がグッグッと背中を押し、腰から肩まで這い上がってくると、声を抑えることができない。
 京太郎の身体が自分を組み伏せ、この切ない快感を注いでいるのだと自覚するだけで、身も心も蕩けそうだった。

「――思った以上に凝ってるな。腰も肩も……首も、相当ガチガチだぞ」
「そ、う……うぅ……んっ、あっっ……ぁんっ……」

 呼びかけに応じようとする、その瞬間に鋭い刺激が広背筋を突き押し、心地よい電流が背筋を貫いた。
 たまらずビクンッと腰が跳ね、春は背筋を反らせて喘ぎ、身を捩ってしまう。
 そんな春の反応をどう思っているのか――気配にも動きにも動揺を見せることなく、背後の京太郎は淡々と手を滑らせ、春の身体を揉みほぐす。

「痛かったら遠慮なく言ってくれよ――まぁ、優しくはするつもりだけど」
「んっ、ふっ……くっ、ふぅっ……んぅっ、うんっ……」

 なんとか返事はできたものの、痛いなどと訴える余裕はまるでない。
 そもそも痛くない、というのもそうだが――京太郎の指が肌に沈むと、それだけで心地よい波が全身に広がる。

(っ……す、ごいっ……聞いてたのと、思ってたのと――レベルが、違いすぎっ……るっ……んっ、ふぅっ!)

 指圧が肩から背中へ戻り、再び首筋へ上がっていく。
 その刺激だけで全身の筋肉が弛緩し、身体が布団へ沈み込むのを感じた。
 全身を擦りつけるように布団に身を委ね、脱力しきった身体を指で揉みほぐされる、夢のような快感と時間だ。

「あふっ、んっ……んふっ、んくっ……はぁっ、あっ……いぃっ……きょ、うぅ……んっ、あっっ……」
「……そっか、そりゃよかった」

 春の返事に安堵したかのように、彼の指技が滑らかに、そして大胆に背中へ食い込む。

「んふっっ、くうぅぅぅんっ!?」

 それまでより、わずかに深く指が食い込んだ瞬間、脊髄を電流が駆け抜け、視界が霞むのを感じた。

(なっ……ぁっ、んっ……んっ、ふっ……なに、いまぁ……あぅっ、んんぅっっ!)

 とっさに唇を噛むのが間に合ったからよかったものの、感覚にだけ集中していたら、間違いなく淫らな声が跳ねていただろう。
 自身の反応を恥じ、耳まで赤く染めて春は身を縮めるが、京太郎の指はそれを許さない。

「少し強めにするけど――あとちょっとだからな」
「わ……かっ、た……んっ、んくっ……はぁっ、んっ、ふっ……」

 答えた瞬間に閉ざした唇の奥で、カチカチと歯が打ち合わさった。
 身体の芯から揉みほぐすような指の刺激に、身体は蕩けるような快感で緩み、奥深くから熱が込み上げてくる。
 お風呂上がりの全身は、しっとりと汗で湿って浴衣を身体に張りつかせ、彼の目には、その肢体のラインが映り込んでいることだろう。



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