【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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310: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2019/12/24(火) 21:16:55.94 ID:xHPNQq1S0

〜朝食中

春「山陰にお遣い?」

京太郎「俺たち二人で、ですか?」

滝見父「うむ。恒例の挨拶回りと簡単な儀式の参列ではあるのだが、今回は色々な事情で、こちらも手が離せない時期になってしまったのでな」

春「あ、そうか。前の事件の後処理で……でも、いつもより遅い気がする」

滝見父「そうだな。本来ならもっと早い時期だが、天候の崩れや災害もあり、儀式の日程がずれ込んだらしい」

京太郎「それで、折り悪く今週末になったわけですか……」

滝見父「事情はわかってくれたかな。私と母さんは、こちらの事情ではあるが、手が離せない……そこで、二人に名代を頼もうと考えたわけだ」

京太郎「えっと……霞さんや初美先輩にお願いする、ということはできないんですか?」

滝見父「石戸と薄墨は、少し相性が悪い家でなぁ……ゆえに毎年、我が家か狩宿が挨拶に出向いているのだよ」

京太郎「なるほど……巴さんはもう帰っちゃいましたし、春しかいないわけですね。ただ、どうして俺も?」

滝見父「はっはっは、京太郎くんにしては察しの悪いことだ」

京太郎「え?」

春「!」ガッツポ

滝見父「知った土地とはいえ、遠方に娘一人で向かわせるのは、さすがに心配もしようというものだ」

京太郎「あ……た、確かにその通りです! すいません、俺としたことが……」

春「…………」ガックリ

滝見父「以前に奈良まで行ってもらったときは供をだせたのだが、今回は本当に人手が足りなくてなぁ……頼めるとありがたいのだが」

京太郎「そうですね……そういうことでしたら、謹んで」

春「私も大丈夫」

滝見父「おお、ありがたい! では土曜日、出発が早朝になって申し訳ないが、よろしく頼む。先方にも事情は話しておくので、気軽に行ってきなさい」

京太郎「はい。失礼のないよう務めますので」

春「宿はどうしたらいい?」

京太郎「!?」

滝見父「うむ、手配はできている――と言いたいところだが、夜には帰ってこられるはずだ。必要はなかろう」

京太郎「ですよね!」

春「ガーン」

滝見父「遅くなるからこそ、京太郎くんにも同行を願ったわけだ」

京太郎「納得です」

滝見父「春一人でというなら、宿の手配もやぶさかではないのだが――」

春「むぅ、一人旅でお泊りしても意味がない……わかった」

滝見父「だが、そうだな……不測の事態で帰れなくなる恐れもあるか。懇意にしている宿の連絡先を教えておく、いざというときは頼りなさい」

春「まかせて」

京太郎「はは……まぁでも、週末は天候も大崩れしないそうですし、大丈夫でしょうね」

滝見父「いざとなったら、京太郎くん……春のことをよろしく頼むぞ」

京太郎「は――えっ!?」

滝見父「……言葉が足りなかったな。なるべく守ってやって欲しい、ということだ」

京太郎「わ、わかってます! お任せください!」

滝見父「はっはっは! では改めて、よろしく頼んだぞ」



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